鎌倉小町通りの路地を入った古風な一軒家で、土に触れてみませんか
大人になっても泥んこ遊びを楽しめます
鎌倉小町通りの路地を入った所に萌窯はあります。古いけれど、風情ある家、自然を感じる庭が萌窯の魅力です。そこには本格的プロパンガス還元の電気窯(15KW)と、電動ロクロ7台があります。そして、優しげながら時には厳しいことを言ってしまう、真摯に土に対する先生、正司朋子がいます。
土にふれて楽しい、気持ちいいが萌窯のモットーです。 おおげさにいえば、陶芸は地球の一部、宇宙の一部と触れあうという感覚です。
また、地域社会に、そして世界にひらかれた陶芸教室を目指しています。生徒さんそれぞれが、何気ないときにふれてみたい作品を自分で造ることが出来るように育って欲しいと考えます。
お料理が好きな人は、自分でつくった器でお料理を頂き、お花が好きな人は、自分でつくった器でお花を生ける―――何気ないときに自分でつくった陶器にふれてみるというのが良いですね。
一、黙々とロクロに向かうもよし
一、わいわい仲間と楽しむのもよし
一、庭の緑の中で土を練りながらとゆったりと深呼吸するのもよし
一、道を究めるのもよし
萌窯には助手が居ないので、いろいろな雑用は、その場に居合わせた人に手伝ってもらいます。
たとえば、注文していた陶土が着けば、その土の処理を一緒にやりますし、釉薬がなくなれば、一緒に調合し、窯詰や窯出しも手伝ってもらいます。ですから、生徒さん達は自然と陶芸全般についての技術や経験を身につけることが出来ます。
陶芸の基本的な工程は、土つくり、土練り、成形、釉掛け、窯詰・窯出などです。ロクロは成形のための道具の一つですが萌窯は7台の電動ロクロを備えています。
ただ、窯に火を入れてから、素焼きで約10時間、本焼きで約20時間の間の窯の番は私の仕事だと心得ています。